お品書きは「僕のすき」

料理をレシピとして残すように。日々の思いを言葉に。

アキレスと亀。と僕。

努力が嫌いだと言う友人がいた。

正しくは。努力していると思われる、それが嫌らしい。

 

「自分は努力している気は無い。

そう、見えるんだと思うんですけど、違うんです。

上手い言葉にはできてないんですけど。」

 

彼が言いたかった言葉は何なのか?ずっと考えていた。

僕なりの答えは、夢中。もしくは機械的。

のどちらかになるのだろうというのが、現時点の答えです。

夢中だと良いな。

 

 

さて、今日の話は。

僕は、この記事を努力して書いてみていた。という話です。

そして、努力というものが好きになってきたし、その力を信じてみたくなっている。

そんな話でもあります。 

 

一昨日、書いたように。

人は、慣れを感じてしまう生き物です。

始めた頃はどれだけ夢中でも、その夢中のエネルギーは枯れる事が大半です。

僕にも、それが訪れました。早くも、ブログに飽き始めた気がしたのです。

気がしただけとはいえ、結構やばいと思いました。

 

というのも。僕は自分のパターンを知っているからです。

 

今日ブログをアップしなかった、それだけで無意味に自分を責め出すのです。

責めだしたのは自分とはいえ、楽しくなくなってしまいます。

楽しくないものが続く道理はないわけで、いずれフェードアウトしている自分が。

もう、これでもかっ!て位、想像出来るのです。

一事が万事の天王山。天下分け目の関ヶ原がここに生まれてしまった訳です。

 

 

なぜならば人が何かを続けようとした時、サボったという経験が命とりになるんです。

 大げさかもしれないけれど、ほんとうのことなのです。

 

”逃げなかったって記憶が欲しかったんだと思います。”

羽海野チカ 三月のライオン2巻P46(?)

 

自分を信じる為に必要なのは、たったこれだけで充分。

心が揺らいだ時、疲れた時に踏ん張り立ち直る力になるのです。

一回でも、逃げずに戦い抜いた記憶があれば。人は何度でも立ち上がる事が出来ます。

 

”一つだけ認識を改め給え。君は卑怯者ではない
何故ならまだ君は諦めきれずにそこに立って居るからだ。
いいか、光に向かって一歩でも進もうとしている限り。
人間の魂が真に敗北する事など断じて無い。”

内藤泰弘 血界戦線1巻より

 


頑張る、努力、必死、粉骨砕身、ガムシャラ。

どんな形でもいい。僕は努力をする。

楽しくてしょうがない連中に、今は勝てないけど。


でも、夢中の力だって、ずっと100%でいける訳じゃないだろう。
とすれば、その夢中と夢中の狭間に努力が入り込む余地は必ずあると信じている。

 

何故信じられるのか。

人間の体力には個人差があるとはいえ、限界があるからです。

そして、その限界を突破した回数だけ体の使い方が上手くなる事が重要なのです。

力の抜き方、疲れにくい動き方。様々な事が無意識的に技術化されていきます。

大事になるのは『どれだけ継続して突破した状態でいられるか』

という事だと思います。

 

”漫画が書く時間が無いなら、寝る時間を削ればいいじゃない”

荒川弘 百姓貴族より

彼女は、プロになる前、実家の農作業を手伝いながら漫画を執筆していたそうです。

ひどい時は徹夜がかなり続き、牛の毛の手入れをしている時に意識が飛びそうになったとか、ならなかったとか。

そんな経験が、プロとしての偉業になっていきます。

処女作鋼の錬金術師の執筆中に長男を出産。

その間含め、一度も休載を挟むことなく完結させるという偉業を成し遂げたのです。

その時の経験が糧になったのは、言うまでもないでしょう。



とはいえ、限界を突破したまま動き続けるのはかなりシンドイです。
が、そのシンドサの先にはすさまじいパワーが眠っています。
いわゆるランナーズハイというものです。

そこに、いかに早くいけるか。その技術を、僕は今養っているのです。 

 

 

自分の考えをまとめるために、自分なりの努力法を書かさせて下さい。

大事なのは、出来る限り「やらなければ」という思いと言葉を減らすことです。


やりきることを考えず、とりあえずやり始める。
その日の体調、気分を大事にする。
ちょっとだけでも、やる。
習慣になるまで続ける。
やってない日があっても、気にしない。

でも、動き出せたら最後まで、納得いくまで粘ってみる。

 

 

そして、出来たのが今日のブログです。

出来の善し悪しは分からないけれど。

書きあがって、大きな満足感を感じた記事になりました。

 

今日も、読んでくれてありがとうございました。